恋愛は、いつも楽しいことばかりではありません。幸いにも、好きになった人とつきあえるようになったとしても、別れという結末にたどり着いてしまうことがあります。
そんな辛く悲しい別れを経験すると、当然心は大きなダメージを受けてしまいます。
今まで生活の一部だったものを急に奪われるのと似たようなものですから、実際に生活に支障が出てしまう人もいるでしょう。
これをただの失恋からの気分の落ち込みと侮ってはいけません。
もしかしたら、失恋の傷が悪化して「失恋うつ」になってしまっている可能性があります!
失恋の落ち込みが生活に影響しているようでしたら、すぐに以下の「失恋うつ病チェック!今すぐできる自己診断」をして心に栄養を補充しましょう。
※本チェック項目はDSM-IVの定める精神障害であるところの「大うつ病性障害」及び治療を必要とする精神疾患全般を診断するものではありません
※自己診断後の医療機関における治療の必要性等は、自己診断されたご本人の判断に委ねるものとします
食事がのどを通らない
食事がおいしくない、お腹が空かないという症状もこの項目に当てはまります。
食事は人の三大欲求の一つであり、生きるために必要な欲求です。
その欲求を満たそうとしないという事は、つまりかなり失恋のショックが大きく、健康な体を維持しようとする本能すら薄れてしまっている状態とも言えるでしょう。
ただ、食事は無理に取ろうとしても取れるものではありません。
ですので、
- スープなど、固形ではないが栄養のあるものを摂取する
- お菓子などをつまめる時につまんでおく
- 一口でも良いので、必ず1日3食を時間通りに摂取する
この3点をまずは心がけてみましょう。
眠れない
こちらも三大欲求の一つですね。
眠れない日々が続いている人も、食事が出来ないケースと同じようにかなり弱っていると判断できます。
ただ、食事が取れないケースと異なるのは、眠れない理由が他にもある可能性がある点です。
元彼、元カノからの連絡を期待して、夜遅い時間までスマホや携帯を眺めていませんか?
何かに打ち込んでいないと心が落ち着かないからと仕事を詰め込み、遅くまでPCを見つめていませんか?
液晶の光は脳を覚醒させて眠りにくくなってしまいますから、就寝時間が近づいてきたら液晶を見るのは辞めてしっかり目を休ませるようにしてください。
また、もし眠れなくても電気を消し、横になって目をつぶっているだけでも眠ったのと近しい効果を得られますので毎晩実践してみましょう。
もともと睡眠は体を休めるのと同時に、脳の中の記憶を整理する機能があるといわれています。
覚えておく必要のない記憶と、覚えておかないといけない記憶を寝ている間に仕分けて整理し、また翌日から必要な情報が頭に入ってこれるようにする役割があるのですね。
休日を何もせずに過ごしてしまう
何事にも興味を持てなくて休日に出かける気力がなくなってしまっている状態です。
物事への興味は持とうと思って簡単に持てるものではありませんので、無理に何か新しいことを始めたり、何もしないことへの罪悪感を持つ必要はありませんよ。
ただ、もし足腰が元気なのであれば、10分でも良いので休日にお散歩をしてみて下さい。
お散歩コースも身なりも自由で結構です。
男の人なら寝癖のままでも、女の人ならすっぴんで構いません。
常に家の中にこもり、休日の度に同じ景色を見ていると、脳が
と勘違いをして、知らず知らずのうちに記憶力や判断力の低下を起こしてしまいます。
しかし、1日10分でも外に出れば、常に新鮮な情報が入ってきますので脳も活発化されていきますよ。
普段なら何てことないようなことでも落ち込んでしまう
というように、普段よりもマイナスな感情に敏感になっている時も要注意です。
こういった状況になっている場合、嬉しい・楽しいといったプラスの感情を忘れかけてしまっています。
そのせいで頭にくる、悲しいといったマイナスの感情ばかりが目立ってしまうのですね。
この状況を解消するためには多少のショック療法に似たものが必要です。
感情の起伏がなくなった
今度は逆にどんな感情に対しても鈍くなってしまっているケースです。
あからさまな嫌味にも何にも感じなかったり、泣ける映画を観ても感動できなかったり、仲の良い友人と一緒にいても楽しいと思えないような状況が当てはまります。
このような状況になっている場合は、とにかく生活にメリハリをつけることが大事です!
まずはお休みの日でも決まった時間に起き、決まった時間に食事を取って、決まった時間に外に出て、決まった時間に寝ることから実践してみましょう。
また、お仕事などがあって決まった時間が作れないようでしたら、1日の終わりにはしっかり湯船につかり、リラックスタイムを設けるようにして下さい。
元恋人が夢に出てくる
一見ロマンチックに見えるものですが、失恋したての頃には起こりやすく、朝からきつい思いをしてしまいますよね。
元彼、元カノが夢に出てくる場合は頭の中が失恋でいっぱいになっていますから、出来る限り新しい情報を頭に取り込むようにしてください。
普段の生活に差し支えない範囲で挑戦していきましょう。
自分の心の泣き声に気付こう
ある調査によると、失恋の苦しみから立ち直るまで(冷静な判断ができるまで)元恋人との過ごした日々の1割の時間を要するという結果になったといわれています。
大体1年付き合っていたとしたら、1ヶ月ちょっとの時間が必要なのですね。
もしかしたら今のあなたは、周りの方に「落ち込みすぎ」だとか、「いつまでも引きずらないで」なんて言われているかもしれません。
しかしこの調査結果からも分かるように、失恋のショックというものは深刻なものですし、そのショックのせいで深く落ち込んでしまうのも当然のことといえるでしょう。
しかもこの調査はあくまでも交際期間を基に算出されたものですから、お付き合いが短かったとしてもその分深く付き合えたな・・・と思えるような恋愛だったのであれば、復活するまでにその倍ほどの時間がかかってもおかしくはありません。
一般的なうつでも言われることですが、失恋うつも心の風邪です。
誰もがかかる可能性がありますし、体質やかかった風邪の詳細な種類によっては長引くことだってあります。
大切なのはあなた自身が「こんな状態に名っていちゃダメだ」と今の自分を否定しないこと。
決して悪いことではないのです方、堂々と落ち込んでやりましょう!
あなた自身があなたの心の泣き声に気付き、受け入れることから、回復の一歩を踏み出しましょう。
また、「男性心理」を知ることも、前向きな気持ちになれる一つの方法ですので参考にしてください。