大好きな元カレ・元カノとの終わりを迎えた時、大切な思い出だと思っていても、辛い、寂しい、苦しい、いろんな思いが交錯してしまうものですよね。
「いつか連絡来るんじゃないか」とつい携帯やスマホをずっと気にしていたり、人によっては食事ものどを通らなくなってしまうかもしれません。
日常生活にまで影響が出てしまうほど、あなたにとって大きな存在だった元カレ、元カノの存在。
きっと、別れた今でも大事な人であるのに変わりはないと思いますが、
「こんなに辛いならいっそのこと忘れてしまいたい」
と思ってしまうこともあるのではないでしょうか。
でも、忘れよう忘れようとしても簡単に忘れられないのが辛いところですよね。
頭では忘れようと思っているのに心がついていかない、そんな状態だと思います。
であれば、心の整理をきちんとつけたり、元カレ・元カノのことからわざと目をそらすことで、元カレや元カノのことを考えなくて済む時間を増やしていきましょう。
今回はその元カレ・元カノのことを考えなくてすむ方法についてご紹介します。
「忘れる」のではなく、「上書きする」
基本的に、脳の中にいったんできあがった痕跡を消すことは難しいとされています。
記憶をつかさどるのは脳ですが、特に恋愛の場合、心のような気持ちの問題も関わってくるので、脳と心、両方で失恋の記憶が刻み込まれてしまっているのです。
だからこそ、余計に忘れられにくいという面があります。
忘れようという思いからそれに注意を向けて思い出すと、かえってその回路を強めてしまい、自分で自分の首を絞めるような形になってしまうのです。
ですから「忘れる」ためには、痕跡を消すというよりも、生きる上での重要度を低くしてしまいましょう。
つまり、ほかのことに比べての相対的比重を小さくすればいいのです。
例えば、元カレや元カノのことで頭がいっぱいな中でも、
- 仕事に行かなければ行けない
- 家族の面倒を見ないといけない
- 支払いの期限が迫っているものがあるから、それを済ませないといけない
- 友達との約束があるから出かけなきゃいけない
こんな風に、やらなければいけないことは山積みだと思います。
そういった「やらなければいけないこと」を優先して日々を過ごしていきましょう。
そうすると、自然と元カレや元カノとの思い出に、「やらなければいけないこと」が上書きされて、薄れていきます。
自分ひとりの世界に浸る
「一人になると余計に思い出してしまいそう」と思うかもしれませんが、ここでいう一人になるというのは、
- SNSを見ない
- テレビを見ない
- 元カレや元カノとの共通の友人と連絡を取らない
- 恋愛話が多い人と関わらないようにする
といった方法になります。
こうして外から自分をシャットアウトしてみると、自然と恋愛や元カレ・元カノといった話題が目や耳に入らなくなってきます。
どうしても気になってSNSを見てしまい、元カレや元カノが楽しそうにしている投稿を見つけてしまっては落ち込んでしまうというのは結構ありがちなことです。
同じように、何気なくテレビを見ていたら恋愛ドラマが始まったり、バラエティーで芸能人が自分の恋愛感を語っていたりして、自然と自分の終わった恋愛と重ねてしまってまた落ち込むということも経験があるのではないでしょうか。
ですから、元カレや元カノのことを考えないでいたいと思うのであれば、少しの間自分と外の世界をシャットアウトしてしまいましょう。
他にも、連絡先が残っていれば「知り合いかも?」機能で表示される場合もありますし、友人のウォールに彼の投稿が表示される場合もあります。
物に書く、人に話す
誰にでも挑戦しやすいとてもシンプルな方法です。
自分の気持ち、元カレ・元カノの好きなところ、別れた今反省していることなど、何でもいいので今あなたの心を悩ませている元カレ・元カノに関することをすべて紙に書き出したり、信頼できる友人にありのままの気持ちを話していきましょう。
感情的になってしまっても構いません。
紙に書き出したり、人に話してしまうと「いつでも読み返せる(聞き返せる)から忘れても良いや」と安心出来て、無意識に自分の中で元カレ・元カノのことは「忘れても良い情報なんだ」と整理出来るようになります。
また、紙に書き出したことというのは自分で「読み返さなきゃ!」と意識しないと読み返すことはありませんよね。
つまりいつまでも自分の中でだけ元カレ・元カノのことを考えていると気持ちの整理がつきませんが、一度外に出すと一気に悩みが客観視できるので、違う視点で考えることが出来たり「すごくシンプルなことで悩んでいたんだな」と新しい発見にも繋がります。
これは認知行動療法と呼ばれる手法で、心理カウンセラーなども実際に勧めることが多いテクニックです。
最終的に書くことさえも忘れてしまったらもうあなたの心は自由になっていますよ。
思いっきり泣いてみる
大人になってから涙を流す機会というのは減ってしまうもの。
しかも大人としてはそう易々と泣くことはできないでしょうし、元カレや元カノとの別れでも泣きたいのを我慢したかもしれません。
ですが、人には「泣く」という行動が必要で、泣くことで発散できるストレスもと言われています。
辛い思いを乗り越える為に、「最近泣いてない」という方は一度泣いてみてください。
理由なんてなくてもいいのです。
「なんかモヤモヤするから泣いてみる」
これくらい気軽な気持ちで十分です。
もちろん人前で泣いても良いですし、それが無理なら家でこっそり涙を流してみても良いでしょう。
ですがせっかくですので、誰もいないところでいいですから、声を出して泣いてみて下さい。
思った以上にスッキリするはずです。
感情的になっているときは、人はその感情に意識が向いてしまうので、自然と元カレや元カノのことを考えなくても泣けるようになっています。
中々気分が晴れることがないという方は涙で感情を出していきましょう。
元カレ・元カノとの思い出の品を処分する
元カレ・元カノを忘れられないという人の特徴に、思い出の品を手元に置いておくということがあります。
「元カレ(元カノ)はもういないけれど、せめて思い出だけは・・・」
「高かったものだし」
「貴重なものだし」
などといった様々な気持ちがあると思いますが、思い出の品が手元にあれば、目に入るだけでどうしても思い出してしまいます。
ですので、思い切って思い出の品を処分していきましょう。
写真、おそろいの物、元カレ・元カノからのプレゼントなど、元カレ・元カノにつながりそうな物はしっかり処分してしまった方があっさり忘れられます。
また、保存してあるメールの削除も忘れてはいけません。
もしどうしても踏ん切りがつかない、高価なもので手放すのがもったいないというような時は、ダンボールにまとめてクローゼットにしまうなどして、目の届かない場所へ隠してしまいましょう。
新しい自分へ、イメージチェンジをする
過去の恋愛と別れを告げるためにも、新しい自分になってしまうのはとても効果的です。
一番変化を作りやすいものとしては服装やヘアースタイル、女性ならメイクなどを変えてみることだと思います。
これまで、元カレ・元カノの好みに合わせてあまり自分の好きにしていなかったというう人も多いのではないでしょうか。
ファッションのテイストやヘアースタイル、メイクなどを変えることは、よい気分転換になるだけでなく、生まれ変わったような気持ちになれることが期待できますよ。
今度は「誰か」のために外見を整えるのではなく、自分自身のために、自分自身が好きなように、ガラッと雰囲気を変えてみるのも楽しいかもしれません。
ただ、失恋して好きな人を忘れたいという衝動にまかせて、髪をバッサリ切ると、後悔することがあるようです。
髪はそう簡単に伸びてくれませんからね。
また、イメージチェンジに興がのってそのまま自分磨きにハマりこむ人も多くいます。
頑張った自分へご褒美として贅沢をしてみる
あなたが失恋をしたてで元カレや元カノのことを忘れたいのか、復縁活動をしてみたけども辛くてどうしようもなくお相手のことを忘れてしまいたいのかにもよりますが、どちらにせよ、今までのあなたは人生で最高と言ってもいいほどに頑張ってきたのではないでしょうか。
その努力が失恋という形で終わってしまったのが悲しかったり、自分の愛情や気持ちが伝わらなかったという思いで辛さを抱えているのかもしれません。
責められて別れた人もいるとは思いますが、あなたはとても頑張ったのです。
だからこそ、元カレや元カノのことを
「認められなくとも、自分の行動に自信が持てる」
「元カレ(元カノ)に認めてもらえないのなら、自分で自分を認めてあげる」
という思いで自分にご褒美を用意してあげましょう。
今までデート代のためにと我慢してきたちょっと豪華なランチ、思い切りスイーツを食べまくる、ショッピングをする、ホテルのスパや美容室でのトリートメントを受けるなど、いつもなら我慢していることも、失恋した今だけは「よし」とします。
こうした贅沢は、頑張った後に行うのが一般的ですが、自分をねぎらい、気合いを入れる意味でもおすすめの行動です。
ちょっとした贅沢は、たまにすると心の栄養となるでしょう。
「どんな贅沢をしようか」と考えるだけでも、少しは明るい気分になってくるはずですよ。
自分を甘やかしてあげる
先ほどの「ご褒美をあげる」という項目にも近しいのですが、今度は頑張った自分を「甘やかして」みましょう。
何かを考えたくなるほど頑張ってしまう人というのは、自分自身に厳しいところがあったりします。
「失恋したのも自分のせい」と自分の失敗にばかり目を向けて反省していたり、「もっとがんばらなきゃ」と常に前に進もうとしている人が多い傾向があります。
だからこそ、頑張った後には積極的に自分を甘やかしてしまいましょう。
例えば、
- 好きなだけ眠る
- カロリーを気にせず好きなものを食べる
- 歩かずタクシーや電車に乗る
- 気の乗らないお誘いは断ってしまう
などなど、自分自身にちょっと甘くして自分を大事にしてあげましょう。
自分自身を甘やかすというのは意外と心理学的にも必要な行動なのです。
自分の好きなことをする、というのは「自分が何をしたいのか」「自分は何が好きなのか」という自分自身の本質を見つめることになります。
こうして自分自身に目を向けていくと、元カレや元カノの存在意外に自分自身が求めていることを見つけるのにも役立ちます。
あまりやりすぎると自堕落な生活になってしまうのでスパンを決めてすることをオススメしますが、たまにはこうして自分探しをしてみてはいかがでしょうか。
新しい恋をはじめてみる
異性や恋愛感情でしか埋められない傷は、同じように異性や恋愛感情でしか埋められない部分もあります。
そこで、思い切って新しい恋をはじめてしまいましょう。
好きな人への未練が残っているままだと、好きな人と新しい彼氏・彼女を比べるばかりで、恋愛を心から楽しめないことがあります。
しかし、好きな人を忘れるための一連の行動を取っていくことで、失恋の痛みを乗り越えて、人間的に一回り成長しているはずです。
もちろん、誰彼かまわず出会ってはデートをして、体を重ねて、というところまでを無理にしなくてもいいのです。
ただ、世界は広く、世の中にはいろんな人がいます。
あなたが心を惹かれ、「一緒にいたいな」と思えるようになるような人は、元カレや元カノだけではありません。
多くの人と出会うということは自分自身の視野を広げるという意味でもとても効果的な手段ですし、人脈を広げることでさらに新しい出会いが生まれ、本当の運命の存在に出会えるきっかけにもなったりします。
人の記憶は意外と単純なつくりになっている
突然ですが、あなたは3日前の晩ご飯に何を食べたか覚えていますか?
恐らく覚えていても思い出すまでに時間がかかったり、全く忘れてしまっているかと思います。
こんな感じで、元々人の記憶というのは忘れっぽく出来ているものです。
何かに没頭していたり、特に意識をしなくなれば比較的簡単にあなたを悩ませる記憶は薄れていきます。
大切なのは、過去だけを振り返らないことです。
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