恋人と別れてから半年という期間は、いい意味でも、悪い意味でも一番二人の状況に変化が訪れやすいと言われています。
例えば、お互いの気持ちに整理がついてまるで友達のように接することができるようになるですとか、片方に別れてから新しい出会いがあって別の恋が始まりそうといった具合です。
こんな風に事態が動きやすい時期だからこそ、復縁したい相手がいるのなら、この機を逃さずに動くべきであるのは間違いありません。
しかし、そんな時に気になるのが、ターニングポイントである「別れてから半年のお互いの気持ち」ですよね。
そこで今回は、別れてから半年の男性心理と女性の心理をまとめてみました。
別れて半年の男性心理
「元カノ、大丈夫かな」と心配する気持ち
別れたことで元カノが落ち込んでいないか、寂しがっていないか心配しているパターンです。
男性というのは不思議なもので、自分が振った彼女でも、自分が原因で落ち込ませてしまっていると罪悪感を大きくして気になって仕方なくなってしまいます。
女性であれば「母性本能」と言えるような、人を見守るような優しい心が男性をそうさせるのでしょう。
男性がこう思うのは、女性が自分よりも弱く繊細な存在だと思っているからです。
体力的に女性が男性より劣っているのはもちろんのこと、
「元カノ、泣き虫だったもんな」
「何かあるとすぐ落ち込んで何にも手につかなくなるような弱い女の子だったな」
こういった記憶が、元カノを気にかけさせてしまうのです。
元カレが優しければ優しいほど、この気持ちは大きくなります。
よく女性の中でも「別れた元カレが何事もなかったかのように急に連絡してきた」といって疑問に感じることがあると思いますが、その大半はこういった男性心理によるものです。
ただ、勘違いしてはいけないのがこれは元カノに対する未練ではないということです。
自分の親戚の子どもや後輩を気にかけるのと同じように元カノのことを気にかけているだけであって、未練から声をかけるということはほとんどありません。
ですので、すでに新しい彼女がいる状態でも元カノに何気なく連絡してくる罪な男性もいるので気を付けましょう。
ただ、別れた元カレから連絡をしてもらえるという貴重なチャンスでもあるのは確かです。
ですから、別れて半年になる元カレがいる人、別れて半年彼から連絡が来た人は、この機会に積極的に元カレと親交を深めることをお勧めします。
「いい女だったな」と懐かしんでいる
人は記憶を美化してしまう生き物です。
例えば当時は悩みでいっぱいだったはずの学校が、大人になってみると「当時は楽しかったし、あの頃に戻りたい」と思うように、もう自分のものではない存在だからこそ美しく思うようになります。
それと同じように、「いい女だったな」とあなたとのステキな思い出が彼の中巡っているかもしれません。
付き合った期間の長い・短いに関係なく、あなたを魅力的に思ったからこそ付き合っていたのは紛れもない事実ですし、結果として別れてしまったとしても二人が一緒にいて楽しかった記憶はあるはずです。
しかし、なぜそれが「別れて半年」というタイミングで思い出されるのかというと、半年という時間が経つことで、別れなければいけなかった状況を脱していることが多いためです。
実は、男性は自分の気持ちだけではなく、その時置かれている状況を考えて、別れるか付き合い続けるかの結論を出します。
具体的にいうと、
・仕事が忙しくて彼女に構ってあげられない
↓
・しかし、彼女がそんな忙しさを理解してくれずにわがままを言ってくる
↓
・彼女の気持ちに応えたいが、忙しいという状況は変わらないので付き合うのに限界を感じるようになる
こんな風に、気持ちが残っていてもその時の状況によって別れを決断するところがあるのです。
しかし、半年も経てば忙しいという状況にも落ち着きが取り戻っているでしょうし、その他の状況が別れの引き金になったのだとしても、半年が経っていれば対処法を会得していたり何かしらの変化は起きているでしょう。
だからこそ、別れる時にはネガティブな印象しかなかった元カノにも「いい女だったな」と余裕のある見方ができるようになっているのですね。
寂しい
別れてみたものの、男性の方も寂しい気持ちになっている可能性があります。
特に男性の場合、一つの恋が終わっても仕事で忙しくして失恋の痛みを忘れようとする人が多いので、別れて半年経っても仕事でバタバタしている人はたくさんいます。
しかし半年という時間の中で十分失恋の痛みは癒えていますので、その分付き合っていたときはそれほど感じなかった元カノの存在の大きさを実感していることも多いのです。
やっぱり恋愛をしていた頃は男性も充実していたでしょうし、彼女の存在を仕事や生きる糧としているのが男性というもの。
自分の支えだった存在を思い返すのはなんら不思議なことではありませんよね。
ですが、やっぱり男性は人前で弱みを見せることをしませんから、別れて間もない頃は失恋のショックを人に打ち明けたり、打ち明けてもとことん落ち込んでいる様子を見せることはまずしません。
その分、半年という時間をおけば、当時の気持ちも笑って人に話せるようになっているので、なんらかのきっかけで
「あの時実は結構落ち込んでたんだよね」
と気軽に話せるようになると、話すことでどんどん元カノのことを思い出して「寂しい」という気持ちも湧いてきます。
こういった男性が抱える心理としては、「もうちょっと付き合っておけばよかったかな」という若干の後悔です。
「別れたい」と思っていても手放したら惜しくなり、当時は嫌で仕方がなかったことでも時間が経てば受け入れられるようになっているのですね。
もし今でもフリーでいるのであれば、
「当時はブチギレしちゃったけど、今思えば大したことでもなかったし、次の彼女が見つかるまで我慢して付き合っておいても良かったな」
と思っていることでしょう。
ですから、元カレとの復縁を目指すのであれば、男性がこう思えている「別れて半年」という時期が一番のチャンスと考えてください。
思い切って連絡をしてみると案外普通に受け入れてもらえる可能性が高く、絶対に逃したくないタイミングです。
別れて半年の女性心理
「まだ付き合ってたらどうなってただろう?」と考える
女性の場合、どんなに別れ際に感情的になっていても、半年も時間が経っているとある程度冷静に元カレのことを考えることができます。
ですので別れ際にお互い感情的になっていても、彼女がわんわん泣いていたとしても、別れて間もないうちは思い出すのも嫌だったものでも、半年も経てばすんなり思い返せるようになっているものです。
さらに言えば、女性にはちょっと妄想癖がありますので、
「今でも元カレと付き合ってたらどうなってたんだろう?」
と仮定の話を想像したりします。
それはほとんどが未練からではなく、まるで「今の私が学生だったらどんな学生生活してるだろう?」と妄想するのと同じくらいのスタンスで懐かしんでいるだけです。
しかし、その妄想の中で、
- 元カレのいいところ
- 元カレとの良い思い出
- 元カレにしてもらえて嬉しかったこと
- 一緒にいてドキドキ、きゅんきゅんしたこと
こういったところをたくさん思い出すと、
「色々あったけど、なんだかんだ元彼とのお付き合いもいいものだったな」
「あの頃は楽しかったな」
と、当時に戻りたいという気持ちが少しずつ芽生えてきます。
過去を美化してしまうのは女性も同じこと。
別れ際のことはさておき、交際中がお二人にとってこの上ない幸せな日々だったのであれば、女性も別れた元彼を懐かしく、そしてちょっと恋しく思ってしまいます。
恋がしたいと思えるようになる
女性は、一つの恋が終わって半年ほど経てば恋の傷も癒え、また恋をしようと思えるようになります。
女性にとって恋をするというのはかなりの労力を使うことなので、恋愛依存体質であったり、学生さんなどのように若くて体力があるような女性でないと、なかなかそう簡単に次の恋愛に移ることができないのです。
しかし半年も経てば過去の恋をうまく消化できるので、
「やっぱり恋愛も楽しいものだよね」
とプラスに考えられるようになります。
特に女性の場合は結婚に年齢的な焦りを感じたりすることがあるので、20代後半以降の女性は結婚への意識から恋愛したいという気持ちが高まる部分もあるのでしょう。
そのため、「別れて半年」というのは新しい出会いを探しに合コンに参加したり、普段行っている場所でも異性に対する視線が変わってくる時期です。
女性が別れてから一番イキイキしだす頃であり、何事にも前向きに取り組めるような良い精神状態になっています。
「恋」の中には「復縁」も含まれている
女性が「恋をしたい」と思うのは、何も新しい恋だけではありません。
女性は一度別れを受け入れると、男性よりもあっさり忘れてしまうと思われがちです。
しかし実際は女性の方が復縁を目指す人が多く、その証拠に書籍やインターネットなどでの恋愛指南も、その大半が女性向けに書かれています。
女性からすれば「『女の恋が上書き保存』なんて誰が決めたの?」と言いたくなるくらい、女性は別れても一人の男性を一途に想うものです。
そんな女性は、元カレと別れて半年が経っても、多くの方がまだ元カレへの気持ちを残しています。
中でも、半年という時間の中で自分磨きをしたり、付き合っている時に「ここは私が悪かったな」と想うところを改めたりするので、別れた頃よりもずっと綺麗に素敵な女性になっていて、ある程度の自信もついてきている頃です。
そのため、そんな自分を振り返って、改めて
「元カレとよりを戻せたらいいのにな」
「きっと今ならうまくいくと思う」
と思うようになります。
しかしこれはある種の「憧れ」のような心理に近く、人によってそこから元カレにアプローチするかどうかは分かれますので気を付けましょう。
別れて半年経っても復縁をしようと思えるような女性は、
- 元カレとの別れに納得できていない
- 別れの原因が自分(女性)にあると思っていて、元カレに謝りたい
- 元カレ以外の男性に愛されたいと思わない
こういった気持ちでいるので、自分の気持ちを消化するために元カレと復縁したいと思う面があるという特徴があります。
(女性から振った場合)完全に忘れている
先ほど「女性は男性が思う以上に一途に一人の男性を想う」とお話ししましたが、
- 別れの原因が男性にある場合
- 女性から振った場合
こういったパターンですと、別れてスッキリして特に元カレのことはなんとも思ってない女性もいます。
こう書いてしまうと、男性には「女の子って非情だなぁ・・・(泣)」と思ってしまうかもしれませんが、元カノとの復縁を目指しているのなら逆にチャンスでもあります。
もう何とも思っていないということはつまり、あなたが交際中に元カノを傷つけたことも許されているということです。
ですから、復縁のアプローチをするために冷却期間を取っていた場合などは、行動を起こす一番のチャンスと言えるでしょう。
ただし、許されたとは言っても過去に元カノを傷つけた事実は変わりません。
そのため、女性の中では「元カレはこういう人だった」という認識になっていますので、復縁をしたいのなら別れた頃との変化を見せる必要があります。
当時の記憶が悪ければ悪いほど、半年後に見せられる元カレの変化は女性にとって衝撃的に映ります。
別れて半年の元彼と復縁する方法
上記でお伝えした通り、別れて半年すると、男性は「寂しい」という気持ちが強くなります。
そのため、あなたから「最近暑いけど体調大丈夫?」などと労いの連絡をしてあげると、元彼は喜びますし、あなたに対して好印象を抱きます。
または、彼の事を褒める連絡をしたり、共通の趣味について話題を振って、楽しいやり取りをするというのも効果的です。
ただ、まだ復縁を前向きに考えているわけではないので、あくまで友達としての気軽な連絡を意識していきましょう。
時間が経ったからこそできることがある
元恋人とよりを戻したいと想う人の中には、「時間が経ちすぎたから無理」と考えてしまう人がいますが、それは非常にもったいないことです。
今回別れて半年後の男性心理、女性心理をそれぞれご覧いただいていれば分かると思いますが、半年という時間が経ったからこそ復縁のチャンスにできる面もたくさんあるのです。
本当に諦めたくない恋をしていたのであれば、時間というチャンスを最大限に生かして、もう一度結ばれることを目指してみることを強く強くお勧めします。