遠距離恋愛には障害が多いと言われています。
会えない寂しさと常に戦わなければいけませんし、連絡だって好きな時に好きなだけ取れるとも限りません。
その分、些細なすれ違いが起きたり、言いたいことをお互いに言えずになんとなく深い結びつきを感じられずに距離感に苛まれることもあるでしょう。
結果、遠距離恋愛では倦怠期になりやすいと感じる人もかなり多いと言います。
また、遠距離恋愛の場合その倦怠期を乗り越えるのがまた一苦労でしょう。
基本的にメールや電話といった連絡手段でしかコミュニケーションが取れないので、伝えたいことがうまく伝わらなかったりして解決が難しいのは事実です。
ですが、時間が過ぎるのを待つしかないのかというと、そうではありません。
今回は、遠距離恋愛での倦怠期の乗り越え方を7つご紹介します。
少し冷却期間を置いて距離をとる
倦怠期は、一緒にいる時間が長くなるうちに「慣れ」が生じ、相手を特別視したり、付き合い始めのように大事にできなくなることが原因です。
その特別感を思い出してもらうために、少しの間冷却期間をとるというのもとても効果的な方法だと覚えておいてください。
この冷却期間とは、主に復縁テクニックの代表的なもののひとつです。
具体的にいうと、 メールやLINE、電話などの連絡を一切断って、お互いに気持ちをリセットする時間を設けます。
その間はダイエットをしたり友達と遊んだりして自分の時間を充実させることで、自然と自分磨きになってよりいい男・いい女になって、以前よりラブラブになれるのです。
これを、現在進行形付き合っている相手との倦怠期解消に活用してみましょう。
多過ぎる連絡は相手の自由な時間を奪う行動でもあるので、度が過ぎるとストレスを与え別れる原因になります。
もちろん相手にとって負担のない連絡ペースを守れているとしても、現状倦怠期になっているのなら、悲しいことですが相手はあなたとの連絡をそこまで重要視できていません。
ですから、メールやLINEの頻度や返信の間隔には注意して、 相手に「面倒くさいな」と思われないように距離をおきましょう。
遠距離恋愛ですので定期的に連絡を取ってプランを立てないと数ヶ月会えなくなるということもあるかと思います。
しかし、今は寂しいと思っても焦らずにあえて接触を我慢しましょう。
倦怠期の相手の態度にもよりますが、最低でも2ヶ月に1回会えるか会えないか、くらいの覚悟は持つべきです。
そうすることで初対面や初デート、 出会ったばかりの頃のような新鮮な気持ちが蘇り、二人の倦怠期を解消してくれます。
ポジティブな気持ちは言葉にしてハッキリ伝える
倦怠期だからこそ「変に誤解をされないように」と、自分の気持ちをハッキリ口に出さなくなるケースが多いです。
相手に配慮ができる優しさがあるといういい証拠でもありますが、口に出さなければ伝わらないことはたくさんあります。
これは遠距離恋愛だからに限らず、近くに住んでいるカップルでも言葉にしないせいですれ違うということは良くあるのです。
人は家族のようによっぽどフィーリングが合う相手でないと、きちんと言葉で説明をしないと相手を理解できず、疑ったり誤解をしたりして距離ができてしまいます。
ですから、定期的に「あなたが今どう思っているのか」という気持ちを口に出して伝えましょう。
好きな気持は積極的に表現する
中でも、「好き」「楽しい」「嬉しい」といったポジティブな気持ちは積極的に表現していくべきです。
人によっては「遠距離恋愛で我慢ばかりさせられているのにポジティブな気持ちなんて出てこない」という人もいるかもしれません。
そんな場合は、少し表現の仕方を変えてみましょう。
例えば「会えなくて寂しい」という気持ちでも、
「早く会いたいな」
「次会えるのが楽しみ!」
と、寂しいと言う一言をカットして明るく言うだけで随分と印象が変わります。
他にも、倦怠期のせいでなかなか連絡できず、久しぶりに電話ができて気分が盛り上がって「いつもこうやって話したいよ・・・辛いよ・・・」と言いたい時でも、
「やっぱり話すと楽しい、もっと話したい!」
「こうしてちょっと話すだけで、会えない寂しさ忘れちゃいそう!」
と前向きに言い換えていきましょう。
ただでさえ倦怠期で距離を感じているのに、連絡をするたびに「寂しい」「辛い」と言われると相手もうんざりしてしまいます。
恋人同士であっても別々の人間なのですから、感情は言葉にしなければ伝わりませんよ。
新しい連絡手段を使ってみる
遠距離恋愛の要である「連絡」についても一新し、新しい連絡手段を試してみましょう。
例えば普段LINEでメッセージのやりとりをメインでしているのなら通話にする。
普段電話でのコミュニケーションが多いのならメールやLINEなどの文字でのやり取りにする。
このように、普段とは違う連絡をしてみることでやり取りに新鮮さが生まれ、連絡そのものが楽しいと思ってもらえることもあります。
「通話はお金がかかりそう・・・」と心配なのであれば、無料で通話ができるLINE、スカイプ、ハングアウトなどを利用してみましょう。
遠距離恋愛で普段そう簡単に顔を見れない二人にとって、会話をしながらリアルタイムで顔が見られるビデオ通話も楽しく刺激的ですよ。
文章だけの本で説明をするよりも、同じ内容でも漫画やイラスト付きで説明した方が相手に伝わりやすいというように、視覚効果が相手に与える印象は絶大です。
ですので、テレビ電話をする時などは、きちんと身なりを整えて、
「相変わらずかわいいな、かっこいいな」
と思ってもらえるように準備をしておきましょう。
逆に電話などからLINEやメールのように文字のやりとりを試してみる場合は、スタンプや面白い顔文字、言葉遊びなど、文字だからこそ楽しめることを積極的に試していくとベストです。
相手の愚痴や、悩み相談を嫌がらずに聞いてあげる
倦怠期になると、普段の会話の内容が愚痴ばかりになるというケースも非常に多いです。
しかし、仮にそうなったとしてもきちんと相手の話は聞いてあげましょう。
いつも同じ話、聞いていて暗くなる話だからといって邪険にすると、
「分かってもらえない」
「こっちは普通に話しているのに(あなた)の方から冷たくされる、別れた方がいいのかも」
と悪いように思われて喧嘩になってしまうこともあり得ます。
いくら倦怠期とは言え、相手があなたに愚痴や悩みを話してくれるというのはそれだけ信頼をしてくれているからです。
話の内容があなたと楽しみを共有するものでなくても、一緒に話していて気分が落ち込むような暗めな話だとしても、今の相手はあなたに話すことで救われているのは事実です。
ですから、そんな相手の言葉になっていない気持ちを受け止めてあげましょう。
基本的にはアドバイスというより聞き役に徹し、聞かれたら質問に答えるようなスタンスで問題ありません。
これを繰り返していくと、まず相手は話を聞いてくれる居心地の良さにあなたへの信頼を深めていってくれます。
また、相談や愚痴に出てくる人物を悪く言わない、平和的な解決策を一緒に考えるといったさりげない部分も意識してください。
こういったさりげない部分であなたの優しさが相手に伝わりますから、そこからさらに、
「いろんなことがあって大変だと思うから、今度会える時はストレス発散にパーっと遊ぼうか!」
などと提案してみると、二人で楽しい時間を過ごせて倦怠期も乗り越えられるようになります。
大切なことは、相手のありのままを受け入れることです。
小さなことにイライラしない、相手のそういった一面も彼を構成している一部として受け入れることが重要です。
会いに行ってスキンシップを取る
冒頭でもお話ししましたが、遠距離恋愛といえば会えないことが大きなネックになりますよね。
いくら物理的に会いに行ける距離にいたとしても、時間的、金銭的な負担もあってそう簡単に会いにいくことができないのが現状です。
しかし、倦怠期というステップアップの時期を迎えた今、それを乗り越えるために今までとは違ったアプローチをしていくことも大切でしょう。
ですから、シンプルに会いにいくのです。
そしてスキンシップを取りましょう。
体の関係は心理にも密接に関わっています。
たとえ会話がイマイチ噛み合わなかったり、盛り上がることが少ないカップルでも、スキンシップをしっかり取っているカップルは長続きしやすい傾向があります。
いつもデートをしているように、数日宿泊するような大掛かりな会い方でなくて構いません。
会える時間が短いのに時間とお金をかけるのはもったいない気もするかもしれませんが、会えずに倦怠期を続けてもお互いが辛いだけです。
それならいっそのこと、たった1日、数時間だけでも会って触れ合った方が、事態は好転しやすくなります。
ただし、相手が忙しいのを無視して無理に会いにいったり、あなたがかなりの無理をしなければいけない場合は、余裕ができるまで待ちましょう。
お互いが負担や不満を感じずにいられることが一番です。
できればサプライズにせず「今度1日だけそっちいってもいい?」としっかり伝えた上で会いにいった方が、相手もしっかりあなたと会うための準備できるでしょう。
その準備をしている中で「早く会いたい」と相手に思ってもらえるかもしれません。
節目やイベントごとを大事にする
季節の挨拶や、1年に1度しかない誕生日、イベントといったタイミングの連絡は倦怠期を乗り切るきっかけとなります。
なぜかというと、新鮮味を感じるためです。
例えば季節の挨拶の中でも「新年の挨拶」などは去年までの区切りや、新年への期待を実感して気分が一新されます。
その中で去年のあなたとのお付き合いを思い出し、「去年は全然会えなかったから、今年はたくさん会いたいな」と思い返すきっかけにもなるのです。
ですから、節目やイベントごとにその時期に合わせた連絡をしたり、サプライズでプレゼントを贈ったり、デートの予定を立てましょう。
季節の挨拶といえば寒中見舞いや暑中見舞いなどもありますが、こういったものは基本的に恋人間で行う人はそういないと思います。
だからこそ、あえての季節の挨拶に面白みを感じて、思わず会話が盛り上がるきっかけにもなります。
他にも、
・バレンタイン
・クリスマス
・誕生日
などなど、1年に1度しかないスペシャルな日は遠距離恋愛でなくても大事なイベントです。
相手がイベントを好きな人なら、イベントのタイミングならテンションも高まっていますから、このタイミングに普段とは違う連絡をしたり、デートの約束を取り付けましょう。
逆に、もし相手がそんなにイベントを好まない人なのであれば、
「この時期は(イベント名)でどこも人が多くて大変だよね」
「(イベント名)の時は仕事も忙しくなるけど、お互い頑張って乗り越えていこう!」
と相手に共感するような形で連絡をすれば、理解者としての印象もアピールできるので二人の絆が深まります。
イベントを活用する、というよりはあくまで連絡のキッカケ程度に考えるのがコツです。
それで相手がスムーズに連絡をしてくれるようになったら、そこで初めてイベントの活用を検討していきましょう。
勇気を出して話し合う
倦怠期を乗り越えるために、二人で協力できるよう話し合うのも一つの手です。
倦怠期に入ったカップルというのは、実のところそんなに破局率は高くありません。
なぜかというと、相手への慣れや飽きを感じているのに「別れる」という決断に至らないということは、相手にとって別れる理由がないからです。
倦怠期に入っていることをお互いなんとなく察していても、言葉にすると相手を不安にさせたり逆上させてしまわないかと不安で話し合えないことが多いのではないでしょうか。
しかし、カップルであれば倦怠期は必ず訪れるものですし、遠距離恋愛ならなお避けて通れない登竜門みたいなものです。
倦怠期を迎えたということは、それだけ相手との距離が近く、飽きるほど一緒にいる期間を過ごしてきた証拠でもあります。
それつまりお互いの信頼度があるということですから、その信頼を信じてお互いに倦怠期に入ったという事実を認め、向き合いましょう。
倦怠期は二人の愛が冷めてしまったのではなく、次のステップに進むタイミングが来たんだと考え方を変えてみてください。
ただ「これって倦怠期だよね」と伝えるだけではなく、
「私たちって倦怠期なのかな。このままじゃ嫌だから私に何かして欲しいことがあれば遠慮なく言って」
「僕は君とずっと一緒にいたいから、今の状況をどうにかしたいと思ってるんだ」
というところまで伝え、相手にもしっかり今の状況について考えてもらいましょう。
二人で倦怠期に向き合って、一緒に乗り越えようと努力することが二人の愛を再確認して、倦怠期を乗り越えるきっかけになります。
遠距離恋愛の倦怠期は放っておいてはダメ
倦怠期というのは、遠距離恋愛に限らずどんなカップルにも起きることです。
しかし、だからといって放っておいてしまうと、遠距離の場合は特に危ないということを自覚しましょう。
簡単に会えない関係だからこそ、何かしらの手段を試していかなければ、そのうちどちらともなく連絡がなくなって自然消滅してしまいます。
ですから、きちんと二人で向き合い、乗り越える糸口を探していきましょう。
こうすることでお互いを今まで以上によく知り、信頼し合い、倦怠期を迎える前よりもずっと幸せなお付き合いができるようになるはずです。