突然ですが、あなたは幸せの頂点から絶望のどん底へ転落したことはありますか?
「婚約破棄」はまさしく”幸せの頂点から絶望のどん底へ転落する”を体現したトラブルと言えるでしょう。
生涯の約束した関係から一転、赤の他人へ・・・。
誰しも普通に生きていれば約束を破られた経験はあると思いますが、婚約破棄や離婚のように「一生」のかかったものに関しては、「あ、約束破られちゃったー!」では済まないというのは誰にでも想像が出来るはずです。
だからこそ、別れを撤回してもらいたくて焦ってしまうもの。
もちろんそれは人の心理としては正常な反応です。
しかし、婚約破棄から復縁をするためには間違った行動だと言い切れます。
よく復縁には冷却期間が必要だと言われますが、婚約破棄のケースでも同様に復縁を目指すのであれば冷却期間が必要です。
むしろ婚約破棄をされてしまったからこそ必要なのですね。
婚約破棄からの復縁に冷却期間が必要な5つの理由をご紹介します。
対応に追われている
文字の通り、婚約とは結婚を約束した関係です。
結婚とは家と家の繋がりですから、当然お互いの家族へ婚約の報告をしていますし、人によっては結納も済ませていたことでしょう。
そういった形式を踏んだ後「やっぱりやめます」という軽い撤回は出来ないのが大人の世界。
相手もあなたの紹介をしたいろんな人たちに「婚約がなくなった」という報告、「何故結婚がなくなったのか」という理由説明をする必要があります。
このようなあまり幸せとは言えない報告をするのはやっぱり誰しも緊張しますし、周りの人にも事情がはっきり分かるように情報をまとめなくてはなりません。
また、婚約をしていたと言うことは結婚に向けて式場の予約など本当に様々な準備もしていたでしょうから、そういった関係各所にも事情を説明してキャンセル作業をする必要もあるのです。
婚約破棄となってしまった理由によっては、相手が弁護士を立てて慰謝料の準備などもしている可能性もあるでしょう。
そういった準備を行う関係で、相手も相当忙しいのです。
そんな時に「別れたくない」「復縁したい」とアピールをしても相手を困らせるだけになってしまいますよね。
更に言えば、婚約破棄の原因があなたにある場合、こんな時に復縁を求め続けていては
「自分が何を言っているのか分かっているのか!」
と余計に相手を怒らせてしまい、より関係がこじれてしまうこともあるのです。
復縁をするためには、常にあなたのイメージアップを行わなくてはなりません。
その真逆となる行為をしないためにも、冷却期間は絶対に必要なのです。
希少性の原理
人は入手可能だったものが入手困難になると、以前にも増して欲するようになります。
買うかどうか悩んでいたものが売り切れになると急に強く後悔する・・・というような気持ちをイメージして頂けると分かりやすいでしょう。
これを心理学用語で「希少性の原理」と言います。
あなたも別れてから連絡のない相手が今何をしているか、どんなことを考えているのか、自分のことをどう思っているのか気になりませんか?
今からでも連絡をして、今の相手がどう過ごしているのか聞いてみたくなりますよね。
それはこれらの情報が別れるまでは当たり前のように手に入っていたからです。
別れてから当たり前に手に入らなくなった情報だからこそ、今までよりも気になって仕方なくなってしまっているのですね。
婚約破棄をされた後ですとそうそう簡単に連絡もできないものですが、こうして心理効果をうまく応用すると相手の方から復縁を打診してくれるチャンスに恵まれることもありますよ。
ストレス解消の時間をあげる
心療内科などを受診すると、まれに「ストレス指数」というものを確認されることがあります。
これは最近に経験した出来事に応じてどれくらい心身にストレスがたまっているかを確認する、一種のチェック項目です。
正式名称は「社会的再適応評価尺度」(SRRS)といい、生活上の変化に適応するのに必要な心的エネルギー量の平均数を割り出したもので、加算される数が多いほど心身にかかるストレスが強く、適応するのが困難になることを表します。
その中でも「婚約破棄(もしくは離婚)」「恋人との突然の離別」は、「配偶者(家族)の死」とほぼ同等の扱いを受けるほどストレス指数が高い項目なのです。
別れることを想定して婚約する人はいませんから、相手にとってもあなたとの婚約破棄は突然のこと。
つまりかなりのストレスを感じている状態です。
人は強いストレスを感じると、いつもなら何てことないようなことでも悲観的に考えてしまったり、判断が鈍ったり、仕事でミスが目立ったり・・・と、脳内の伝達物質に影響が生じて普段どおりの行動が出来なくなります。
要するに相手は気持ちの問題ではなく、体(脳)の状況的に復縁を考えられる状態ではなくなっているのですね。
相手のことを本気で大切に思い、愛しているのであればなおのこと、相手が普段どおりの生活に戻れるようになるまでは少しそっとしておいてあげましょう。
周りを固める時間にする
相手との復縁をするためには周囲の協力がとても効果的です。
それも「結婚」を視野に入れた復縁を目指したいのであれば、余計に外堀は埋めておいた方が効率は良くなります。
ですので復縁をしたいのであれば、別れた後は必死に相手に追いすがるよりも、
- 別れたことを報告して同情を誘う
- 今でも健気に相手を想っていることを匂わせておく
- 相手を悪者にしないことで味方を作っておく
- 相手に追いすがっていない現状を周りにアピールして、冷静さを周知させる
このような行動で外堀を埋めていきましょう。
絶対に失敗をしないための土台作り
婚約者と別れた後は、きっと相手のことしか考えられなくて何も手につかないと思います。
相手がいないこの一秒一秒がとにかく辛く、出来ることなら心の痛みが消えるまで眠り続けたいとまで思うこともあるのではないでしょうか。
それだけの傷を背負ってしまった状態のままの復縁活動、果たして本当にうまくいくと思いますか?
決して復縁が難しいですとか、あなたにその力がないと言っているのではありませんから安心してくださいね。
ただ、今はインターネットや本でも復縁のノウハウはたくさん手に入ります。
しかし、そんな有象無象のノウハウの中から、本当にあなたと相手にマッチする復縁テクニックを見分けることは出来るでしょうか。
いくらノウハウを見ていても「このテクニックは使えそうだけど、彼は○○だから100%は応用できないな・・・」と思うことも多いはずです。
それを応用して考える心の余裕がない今、むやみに行動を起こすのは自殺行為と同じ。
失敗は少ない方が復縁が早いですから、今はこれからの復縁アプローチの制度を高めるための時間と考えてみて下さい。
あとで「あの時こうしていればよかった・・・」なんて後悔は、もうしたくありませんよね?
最後に
普通のカップルとは異なり、婚約したカップルは相手を「婚約者」とみなし、普通のカップルよりもより関係の深さを実感するものです。
つまり、普通のカップルにはない家族のような信頼感があります。
あなたが生きてきたこれまで、そこまで強い信頼をおいて心を許せた相手はどれくらいいたでしょうか?
そんな強い信頼をおける人物は長い人生を生きる中でもそんなに多く存在しないはずです。
その数少ない大事な大事なあなたの婚約者との未来を取り戻すために、今回ご紹介した冷却期間を取るべき5つの理由をしっかり理解していただければ幸いです。
また、復活愛を目指す時は「悩みや不安を解消」するのも成功するための大切な考え方なので是非参考にしてみてください。
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