昔、日本ではお見合い結婚が主流でした。
結婚は親が決めた相手と結婚するものだということで、お互いが愛し合っているから恋愛結婚をする！というのは許されないことだったそうです。
あまりお金のないお家の女性が力のあるお家の男性に無理やり嫁がされたり、家と家のつながりを強くするためといわれ、まだ生まれて間もない子どものうちから結婚相手が決められていたということも当たり前。
結婚当日まで相手の顔を知らなかった、結婚当日に初めて相手と会ったなどといったことは普通だったとも言われています。
「愛してる」「恋してる」と恋愛することは、ふしだらな者のすることだったということです。
しかし、今ではそんな風習も廃れ、みんなが当たり前のように好きな人と恋愛結婚ができるようになりました。
以前は特別な理由がなければ「結婚しない」という人はいなかったようですが、自由な恋愛結婚が主流となった今、ハッキリとした理由がないのに結婚をしない人が増えています。
しかも、それは特に男性に多いようです。
仕事もしている、年齢的にもそろそろ･･･というタイミングになっても、何故か結婚を選べない男性がいます。
例えば、「好きだけど、結婚できないから別れよう」という別れの言葉。
「好きなのに結婚できないって何？」
「都合のいい女だったってこと？」
と不安が増してしまいますよね。
どうして好きで一緒にいるのに結婚をしてくれないのか？その男性心理の解説と、
「好きだけど結婚できないから別れよう」
と言われて別れてしまった女性に向けた、復縁方法をご紹介します！
結婚をしたがらない男性心理
好き合っている者同士なのに、どうして男性は結婚に踏み切れないのか？
それは彼に問い詰めるのが一番正確ではありますが、実際問題、別れ話までされた彼にそんなことは聞きたくありませんよね。
結婚できない理由が自分にあるのなら治すし、彼に問題があるのなら一緒に乗り越えていく！そんな風に一緒に乗り越えて行ける存在になるために、結婚ができない男性心理を紹介します。
【好き＝結婚】にならない！
「好きなんだけど･･･」と前置きされている以上、あなたが彼に好かれているのは信じてあげましょう。
ですが、男性の中には好き＝結婚という形が成立しない人もいます。
よく「恋愛と結婚は違う」と言いますが、「好き」という気持ちだけで結婚を決められないのは、より結婚に理想を持たず、現実的な男性に多いようです。
恋愛は一緒にいることが刺激的だったり、楽しく過ごせればそれで良いのですが、結婚は日々の生活を構成する”日常”になります。
つまり、「好き」「楽しい！」という感情よりも「あなたと一緒にいることで日々を心地良く過ごしていけるか」という、現実的な部分が気になってしまうのです。
好きで付き合っても、付き合っていくなかで実際の結婚生活のイメージが自分の価値観にずれていれば、結婚は考えられません。
恋愛で求める幸せと、結婚で求める幸せが別物だと考える男性は非常に多くいます。
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目の前の仕事だけでいっぱいいっぱい
今仕事が非常に忙しい、または、仕事にやりがいを感じ夢中になっている男性は、結婚して家庭を持つことを考える心の余裕がありません。
仕事は生活に必要なものですし、仕事で成功することは男性にとっての夢でもあります。
加えて不景気な世の中なので、今それなりのお給料をもらえていても、それも今後続けられるかどうか、いつか体調を崩したり転職したくなった時に、家庭があると考えるとなかなか自由が利きません。
元々男性は二つのことをいっぺんにするのは苦手な生き物です。
恋愛が仕事のモチベーションになっても、結婚は仕事をする上での責任になります。
まだまだ、独り身を楽しみたい
結婚するとお小遣い制になって自由にお金が使えなくなるし、週末に友達と遊びに行ったり、趣味にも時間を使えなくなる・・・。
などと、自分優先の生活にこだわるあまり結婚をすることを躊躇する男性もいます。
女性と違って、男性は年をとっても子供が作れるので、出産のタイムリミットという切実な思いがありません。
最近では30代や40代で初婚という人も多いので、焦らなくてもいい環境ができつつあるのも影響しています。
そのため、まだまだ結婚せずに遊びたいと考えている男性も非常に多いものです。
今の彼女（＝あなた）のことも好きだけれど、これから独り身を楽しんでいるうちにこの先に、もっと自分に合う人が現われるかもしれない。
一途な男性でも、やっぱりどうしてもそんな風に考えてしまうものなのです。
また、最近では余計な人間関係を持ちたくないと考える男性も増えているといわれています。
結婚すれば当然、お嫁さんの実家、親族とのお付き合いが始まります。
いくら結婚して「義母」「義父」と呼べるようになったとしても、結局は赤の他人ですから、お付き合いしていく上では疲れてしまうこともあるでしょう。
今までは年末年始、GWのような連休には自分の実家に帰ってゆっくりできていたものが、結婚をすれば義実家にも出向いて気を張った休みを過ごさなくてはいけなくなります。
まして、年老いて同居しなければばらなくなったりしたら、よけいに不自由な生活を強いられます。
責任が重過ぎる･･･
男性にとって結婚とは一人の女性の人生を背負い大きく変えることです。
そんな責任感に押しつぶされてしまうと、結婚はおろか、結婚を見据えたお付き合いすら諦めてしまうのが男性というもの。
最近では女性も働いている方が多いですから、デート費用は割り勘になることも多くなってきました。
ですが、結婚の場合はお財布が一緒になるので、付き合っているより経済的な安定や責任を持たないといけません。
”家庭をもつ”ことに関心がない
幼少期寂しい思いをしてきたり、両親が離婚していて幸せな家庭を知らない、両親が不仲な環境で育ったなどという場合は、結婚して幸せになるというイメージが湧かない人がいます。
他にも、結婚はしても良いけど、自分のトラウマから子どもは持ちたくないと思ってしまう人も存在します。
その為、特に強く結婚生活に憧れを抱かず結婚したいとも思いません。
自分の家族というのは、結婚においての一番身近な「見本」「モデル」になります。
その見本が決してステキなものでなかったら、大人になって、親と同じような結婚生活を送りたいと思うでしょうか。
喧嘩ばかりするなら、なぜ一緒にいるのか分からないと思うのが普通ですし、なぜ両親が結婚し、自分を産んだのか理解に苦しみます。
結婚に希望が持てず生涯独身でいるか、絶対に幸せな家庭を築きたいと強く思うか、どちらか極端に別れる思考の持ち主になってしまうようです。
そこまで思うのにどうして恋人は作るの？という疑問もわくでしょう。
その理由は、親に愛された経験がない、少ない人だからこそ、「誰かに愛されたい」「一人でいたくない」という気持ちが強くなってしまうためです。
「好きだけど結婚できないから別れよう」という別れ方は、結婚が出来るように二人で乗り越えていくことを諦めてしまったという意味も込められています。
お金の不安
結婚そのものを拒否しているわけではなく、できれば将来子どもも持ち家庭を作りたいと考えていながら、しかし現実問題として、それを実現するだけの経済力がないと考えるわけです。
「専業主婦にならずに働いてもいいのに･･･」と思える女性もいると思います。
でも、女性はいざ出産という一大イベントがあればどうしても仕事を離れないといけなくなりますし、男性としても子育てに手を抜きたくはないですから、いつか女性が仕事をしなくなることを想定しているものです。
そこまで考えてしまうと、やっぱり今の仕事を自分で頑張りたいと思うのが男性の本音。
結婚できないからと別れた元カレと復縁するには？
結婚できないことが理由で別れた元カレと復縁するには、以下の3つの方法があります。
別れの【本当の】原因を突き止め、解決する
「結婚できないから別れる」というのは、一見理由のようで理由ではありません。
結婚ができないから別れるというのは、
「結婚をしないままで付き合っているとお互いにとってよくないから別れる」
という言葉の略だと考えましょう。
では、なぜ結婚をしないまま付き合うのはお互いにとってよくないのでしょうか？
例えば、あなたは結婚願望が強いのであれば、結婚を意識できない彼は当然申し訳なくて、結婚をしないままつき合わせるより自由にさせたほうがいいと考えるはずです。
この場合は、あなたが結婚を焦らなくなれば、彼の負担になることはなくなります。
より簡単に言うと、あなたが結婚を焦っていないことを彼に理解してもらえればよいのです。
- 結婚をにおわせる表現をしない
- あなた自身も仕事に力を注ぐ
- 「結婚するなら今の貯金じゃ無理だよね」と彼の金銭感覚にあわせる言動をする
など、彼に結婚できない罪悪感を感じさせないように気をつけてみましょう。
その上で、「結婚する、しないに関係なくあなたと一緒にいたい」とアピールし続けます。
もともと嫌いあって別れたわけではないので、元カレもあなたと一緒にいられるのは嬉しいはず。
元カレに結婚への理想を持ってもらう
結婚を選ばない男性の心理はご紹介しましたが、男性が結婚を意識するのはどんな時だと思いますか？
特に、復縁して結婚したい！と思ってもらえる状況を考えてみてください。
そのきっかけは大きく2つに分けることができます。
2、相性の良さを実感した
まず1のきっかけは、例えば
- 病気をした時
- 仕事で失敗をした時
- 周りで不幸があった時
このような、気分が落ち込んでしまう場面で親身になって支えてあげた時に感じやすいものです。
季節の変わり目や彼の異動のタイミングにアプローチを仕掛けたり、共通の友人や彼のやっているSNSから彼の近況をチェックして、当てはまる時期に連絡をしてみるのがオススメです。
2のきっかけは、
- 「（あなた）ならこうしてくれただろうにな」と懐かしい気持ちになった
- 同じ話題で同時に笑った
- 考え方や価値観が似ている
このような、自分ととシンクロしているような感覚を覚えた時に、あなたとの長い将来を考えるようになります。
復縁結婚が、彼にとって”メリット”であると感じさせる
感情論で彼の心が動かない場合、思い切って現実的な方法に出てしまうのもオススメです。
「結婚できないから別れる」ということは、年齢的にも経済的にも一般的にみれば結婚できると判断できる条件になっているともいえます。
ですので、彼の気持ちが変わりさえすれば、復縁も、その先の復縁婚も無理ではないというわけです。
しかも、ある程度の年齢まで行っていれば、いざ彼が結婚したくなったときに年齢的に新しい彼女を見つけるのも大変になります。
晩婚化が進んだ最近では、特に復縁婚が多いというアンケート結果もあるくらいです。
そんな時に、
- 以前からお互いを良く知っていた
- 嫌いになって別れたわけじゃない
こんな存在がいたら、当然復縁に期待をしてしまいます。
ですので、彼が結婚を意識し始めるまで、お友達として彼の近くにいられるように定期的に連絡を取っておきましょう。
そうして身近な存在でいれば、「最近友達が結婚してね･･･」などと結婚を意識させるワードで、彼にわざと結婚を意識させることもできます。
結婚は理想だけではできない･･･
大好きな彼と大好きな自分の子どもと幸せな生活、結婚というとそんな理想的なイメージがわいてくると思います。
ですが、大人になればなるほど、結婚は理想だけでは成り立たないことに気付いてくるでしょう。
いち早くそんな現実を実感して別れを決めてしまった彼の心を取り戻すのに、現実味のない理想論だけでは成功しません。
夢がないようで厳しいかもしれませんが、本気で復縁を果たしたいのなら、心を鬼にして臨みましょう！
