好きな人とヨリを戻すために、心理学を使った法則を駆使するのはとても有効な手段です。
たとえば、
- 単純接触効果
- ドアインザフェイス
- 釣り橋効果
など、恋愛心理の効果や法則はたくさん存在しますし、そのどれもが復縁には効果的です。
そんな中、最近特に注目されているのが『シャンパンタワーの法則』です。
シャンパンタワーと言えば、夜のお店で行われるようなシャンパングラスを積み上げてピラミッド状にし、シャンパンを注いでその人やお店の景気のよさをアピールするのに使われますよね。
それが復縁や恋愛とどう繋がるのでしょうか。
そもそも、シャンパンタワーの法則とはどんなものなのか?
また、その法則を応用して復縁するにはどうしたらいいのか?
この記事では、そんなシャンパンタワーの法則を応用して復縁する方法をご紹介します。
シャンパンタワーの法則とは?
結論から言うと、シャンパンタワーの法則とは『物事とは、自分自身を満たすことで本当の意味で上手くいく』という法則のことをいいます。
シャンパンタワーをイメージしながら、ピラミッド状に積み上げたシャンパンタワーを以下のように見立ててください。
2段目のグラス群→自分の親、兄弟姉妹
3段目のグラス群→友達、知人、会社の仲間たちなど
4段目のグラス群→自分の仕事のお客様、取引先の方々
5段目のグラス群→あなたとは関わりのない他人
そしてタワーに注ぐシャンパンを”エネルギー”や”幸せ”とったように、『満たされて嬉しいもの』に見立ててください。
では、あなたは普段の生活で何段目からシャンパンを注いでいますか?
本来のシャンパンタワーというのは、一番上から順番にシャンパン(エネルギー)が注がれていきます。
しかし、実生活では
- サービス残業や休日出勤をする
- 遠方に住む友達のためにわざわざ遠いところを会いに行く
- 冷蔵庫に残していたお気に入りのデザートを家族に譲る
こんな風に、自分のことを後回しにして、まずは人に対してエネルギーを使おう、人に幸福を与えてあげようと思って行動するのがほとんどではないでしょうか?
エネルギーや幸福といってしまうとなんだか仰々しいですが、要は自分のことは二の次にしてしまうということですね。
こういった自分を後回しにする行動は、このシャンパンタワーの法則では
「1段目である自分(のシャンパングラス)がエネルギーで満たされない」
このように言われます。
つまりはどんなに人のために尽くしても、自分が満たされなければ全体が満たされないため、シャンパンタワーは成立しません。
満たされていないグラス群は犠牲になったことになり、みんなが幸せになれることはないということになります。
自分を満たすことで全てが満ちる
では、どうしたら犠牲を作らずにシャンパングラスを全てシャンパン(エネルギーや幸せ)で満たすことができるのでしょうか?
答えは簡単ですね。
全体を満たすためには、一番上のグラスである自分のグラスをまず最初に満たしてしまえばいいのです。
自分の心のグラスを満たしてその溢れたエネルギーで家族を満たし、その次にお友達や他人をと満たしていくことが必要です。
自分が満たされていない状態で、誰かのために何かをしてあげても、実はその人にとってはありがたくないということも結構あるものです。
復縁にも関わりがあるシャンパンタワーの法則
自分を満たし、余ったエネルギーで自分の周囲の人も満たして行くという行動が、どうして復縁に繋がるのでしょうか。
答えは、相手に求めすぎになってしまうというところにあります。
自分が満たされていない状態で誰かのために行動をすると、どうしても
「自分ばかりが貧乏くじを引いてしまう」
「いつも彼氏(彼女)ばかりが楽をしている」
こんな風に、相手に見返りを求める気持ちが生まれてしまうのです。
例えばあなたの恋人との関係の中でこんなことはありませんでしたか?
- 付き合いが長くなっても愛情表現を欠かさなかったが、相手は同じようにしてくれなくて喧嘩になった
- 相手のために自分磨きを頑張っていたが裏切られたことがある
- デートの時におめかしをしたが、特に褒めてもらえなくて残念な思いをした
- LINEをする時に一生懸命相手が反応しやすい話題を考えたがイマイチ盛り上がらなくてガッカリした
こういったことは自分の満足感をさておいて、相手を喜ばせようとしていたことで起きてしまうすれ違いです。
こういったことが続くと、だんだん自分が満たされないことに不満を感じてしまい、
「もう復縁なんて疲れちゃった」
と自分自身にしわ寄せが来るようになってしまいますよね。
こんな風に、自分を満たすことができなければどんなに頑張っても復縁活動に限界を感じるようになってしまうのです。
自分を満たすにはどうしたらいいのか?
では、そんな風にならないように自分を満たすにはどうしたらいいのでしょうか?
自分を満たすには、あなた自身が喜ぶちょっとしたことをすることがとても大事です。
具体的には、
- これをすると元気になる
- これをすると楽しい
- これをするとほっとする
といったことになりますので、復縁活動に当てはめてみると、
- 自分が元気がないときは復縁活動を一旦忘れて好きに遊ぶ
- お相手との会話では、お相手の好きな話題だけではなく自分の得意な分野についても会話に織りまぜる
- 疲れている時や忙しいときは、お相手への連絡を後回しにして自分のことをする
こういった行いをすることになります。
一見普通のことに見えるかもしれませんが、
「自分の状況は決して良くないから、復縁活動は人一倍頑張らなければいけない」
こんな風に頑張ってしまうタイプの人ほど自分を後回しにしてしまうので、なかなか「まず自分を満たす」ということができないのです。
自分自身がエネルギーや幸せに満ちれば、自然と自分自身に自信を持つことができます。
また、自分の生活を大事にしていれば日々充実して過ごせるために精神的に余裕が生まれ、ほんのちょっとお相手が予想外の反応をしても「まぁこんなこともあるよね」と軽く受け流すことだってできてしまいます。
何かイレギュラーなことがあってバタバタ慌てるような人よりも、ちょっとしたことに動じずに堂々としていられる人の方が、人としての魅力もますものです。
人に愛されるためには、自分が自分を好きになることが大前提です。
どんなに自分磨きを頑張ってもお相手に振り向いてもらえないような人は、こういった精神的な余裕が足りていないのかもしれませんね。
シャンパンタワーの法則を応用して復縁する方法
自分の好きなことを楽しんで、魅力的な人だと思わせる
あなたには趣味がありますか?
読書、スポーツ、料理など、どんな趣味でも、その人のことを豊かにしてくれる力があります。
豊かな人というのは、話していてもとても楽しいものです。
いろんな経験をしているので話題が豊富ですし、いろんな価値観から物事を考えることができて、一緒にいても勉強になると感じます。
当然、「どうせ私なんて・・・」と卑屈になってしまうような元カノや、人の顔色伺いばかりをするような元彼よりも、
- 話していて楽しい
- 一緒にいて勉強になる
- いろんなことに対してチャレンジ精神がある
- 休日も充実させて日々楽しそう
こういった元恋人の方が会話をしたいと思いますし、魅力的に感じますよね。
ですので、普段から自分が好きなことを楽しんでいる様子をアピールしつつ、そういった姿勢をお相手に見せていきましょう。
ひょっとしたら、普段あなたが何気なくしている趣味にお相手も興味を示すかもしれませんよ。
プラスの言葉を心がけ、前向きになったと思わせる
復縁したいお相手が素っ気なくなる理由の大半が、「元カレや元カノの未練を感じ取っている」ということにあります。
別れたお相手は、あなたと別れたことで新しい生活を前へ前へと進んでいこうとするのに対し、あなただけが過去に固執して追いすがってしまうような差があると、どうしても二人の心の距離は開いてしまうものです。
ですので、復縁活動では前向きさを見せることがとても重要となります。
前向きな姿勢は未練を払拭したように見せられますし、未練を払拭したように見せられれれば、お相手もあなたを邪険に扱う理由がなくなるので、今までよりもスムーズにコミュニケーションが取れるようになるのです。
そこで、普段からポジティブさを感じる表現や、前向きな言い回しでプラスの言葉を心がけていきましょう。
お相手と別れて精神的に落ち込んでいる今、いきなり前向きな行動を起こせないという人こそ、こうして言葉から始めることをお勧めします。
プラスの言葉でも特に自然で誰でも口にしやすいのが、
- 認める→「よくがんばってるね」「今日もお疲れ様」「こんなことが出来るなんてすごい」
- 気にしない→「まぁなんとかなるよ」「悩んでいてもしょうがない」
この二つのパターンです。
他人に対して言うのでもいいですが、今はあなた自身が満たされることを考えて欲しいので、自分自身に向けてかける言葉としても良いでしょう。
こういった言葉のチョイスが癖づいて来れば、自然と人前でも前向きな発言をするようになって来ます。
お相手に「逃した魚は大きかった・・・」と思わせたい人は、こちらを試してみると良いでしょう。
自分が満たされるために誰かに何かをしてあげる
人のために何かをするというのは一見シャンパンタワーの法則に反するように見えるかもしれません。
しかし、ボランティア活動のように見返りを求めず、その人のために何かをすること自体が自分を満たしてくれるものだった場合は、自分を満たすという条件を達成しているので問題ありません。
例えば、
- 旅行に行ったらお相手にも渡せるようなお土産を買う
- スマホアプリのライフになるアイテムをお相手に送ってあげる
- どこかに出かけるついでにお相手を送ってあげる
このように、あなたにとっても負担や損がなく、むしろメリットや得になるようなことをしてあげましょう。
人に何かを与えることの充実感、楽しさを実感することができれば、徐々に必要以上に人に求めることはなくなっていきます。
するとお相手からすれば、
「見返りを求めない、人間的にできた人なんだな」
とあなたの評価をどんどん高めていきます。
無理にメールや電話をしない
復縁活動において、お相手への定期的な連絡は基本中の基本です。
今までと同じように簡単に会えるのであればいいですが、やっぱり別れた後は簡単に二人で会えるチャンスも少なくなりますので、どうしてもメールやLINE、電話といった連絡ツールをたくさん使ってコミュニケーションを取るようになると思います。
しかし、いくらお相手への連絡が復縁に必要な事項だからといって、
- 話題がない
- テンションが上がらない
- なんとなく連絡する気になれない
こういった気分の時にまで無理に連絡を取る必要はありません。
こんな状態で送る連絡の内容は面白みもありませんし、返しにキレも魅力も感じられずにお相手があなたの魅力を見逃してしまうでしょう。
自分の気持ちを無視して連絡をするのは、自分を満たさない行動の代表例です。
したいことをする、したくないことはしない、というのが自分を満たすための基本ですから、お相手に連絡を取る気になれない時や不安が強い時には無理せず連絡するのを見送りましょう。
事実、テンションが低い時にする連絡というのはなぜかつまらない内容になってしまいがちです。
だからといって復縁するのに全く連絡しないということはありえないのでいつまでも連絡しないでいることはできませんが、まずはあなたもお相手も楽しめる連絡ができるように意識をしましょう。
復縁だって、自分のためでいい
復縁をしたいという人の多くは、「前はダメだったけど、今度は相手を幸せにしてあげたい」という気持ちを持っています。
そんな気持ちがあるのなら、自分のためにお相手を幸せにしてあげましょう。
同じ「誰かを幸せにするた行為」でも、人のためにするのと、自分が満たされるためにするのでは、満足感も幸福感も大いに違ってきます。
お相手の幸せが自分の幸せとなるように、自分を満たしながらお相手との復縁を目指していきましょう。
https://fukuen-academy.com/?p=326
コメントを残す