あなたは元彼になんて言われて別れを告げられましたか?
「そんな人だと思わなかった」
このあたりが一般的な理由でしょうか。
もちろん喧嘩別れや突然の音信不通など、理由を教えてもらえないで別れたパターンもあると思いますが、それでも何となくそれまでのカレの言動や、別れた後の彼のSNSの書き込みから、何が原因だったかはなんとなく想像ができることでしょう。
別れてすぐは「カレがいなくなってしまった・・・」という喪失感で頭がいっぱいになってしまっていたと思いますが、少し冷静になってくると、
「冷静になってみるといわれたことに思い当たる節がないんだけど・・・」
「仕事が忙しいって言われたはずなのに、元カレがすぐに新しい彼女を作った!」
と、なんだか言われた理由がしっくりこないと思いはじめることがあります。
それもそのはず、男性は別れの理由に嘘をつくことがあるのです。
復縁を叶えるためには、当たり前ですが別れの理由を改善する必要があります。
その為には当事者である元彼の「○○がイヤで別れた」の「○○」の部分をしっかり自分で受け止め、改善のために努力をしなければいけません。
しかし、その肝心な別れの理由に嘘をつかれていては、どんなに努力をしても本当に元彼の心に響く人間に成長することはできません。
そこで、この記事では別れの理由で嘘をつく男性心理と、本当の原因別の復縁方法をご紹介します。
別れの理由で嘘をつく男性心理
そもそも、なぜ男性は別れの理由に嘘をつくのでしょうか?
その理由は三つあります。
とにかくスムーズに別れたい
男性は面倒ごとが嫌いです。
「いや、女性でも面倒なことは嫌いだから」と思うと思いますが、女性が許せる面倒くささと、男性が許せる面倒くささには大きな差があります。
例えば、女性は別れ話をする時に、相手が反論をしてきたらきちんと相手と話し合いをして、お互いが納得できる決着がつくように話に折り合いをつけることができます。
しかし、男性にはそれができないのです。
話し合いそのものが面倒くさい、そもそも自分の考えが及ばない女性の感情論を聞くのが面倒くさい、もう冷めたって言ってるんだからそれでいいじゃん。と、自分の意見を押し通そうとしたい気持ちでいっぱいになっています。
また、別れ際に泣いてしまうといった女性の感情的な行動も、男性からすれば”面倒くさい”に分類されてしまうのです。
本当は、「他に好きな人が出来た」という理由なのに、それを言えばあなたが怒ってしまい、面倒になりそうだという考えから、
お互いのためにも、今は別れたほうがいいと思う」
とボカした感じで別の理由を口にしてきます。
本当の理由を隠して一発で別れを受け入れてもらえるような理由にしたり、ヒステリーを起こされないような理由にしてしまった方が、男性としては気楽なのです。
本当の別れの理由を言っても、納得してもらえないから
まず一つ目は、本当の別れの理由を言っても、納得してもらえないからです。
別れを切り出す男性の目的は、「別れに同意してもらうこと」といえます。
正直なところ、話し合いで解決しようとする気なども毛頭なく、別れを切り出した時点でほとんどの男性はもう別れることに心を決めているのです。
ですので、いかに嫌な思いをせずにスムーズに別れるか、が焦点となっているので、男性はすんなり納得してもらえるように理由を考えます。
別れに同意してもらうには相手が納得できる理由を伝えるのが一番ですが、実際に別れたくなる動機は、「冷めた」とか「なんか違う」というような、かなりふんわりしているものが多いものなのです。
しかし、
「どうも違う感じがするから別れよう」
と伝えて、納得する人はいません。
ですから、相手が納得するであろう理由、例えば
「あの時言われた言葉で傷ついた」
「今は仕事で忙しくて構ってあげられない」
などなど、もっともらしい理由を考え、別れ際に突きつけるのです。
自分が悪者になりたくない
三つ目の理由は、男性の自衛意識です。
あなたに必要以上に嫌われたくない、自分が悪者になりたくない、そう考えたときにも、男性は本音を隠してしまいます。
男性は女性よりも「後味のよさ」を気にします。
「立つ鳥跡を濁さず」のことわざの通り、何か物事を終わらせるときには、きれいな形で終わらせようと考えるのです。
それは、そうして後腐れなく別れたほうが自分の評価が下がらないからという、男性特有の常プライドが影響しています。
また、男性は別れた元カノのことを徐々に美化していく傾向があります。
その男性のクセも、元を辿れば「いい女だったな・・・」と女性を認めているというよりは、
「俺は他のやつが経験してない、あんな付き合いができた」
という、自己承認欲求を満たすためのクセだともいわれています。
本当の原因別の復縁方法
別れの理由で嘘を付く男性心理について分かったら、次は本当の原因別の復縁方法を考えていきましょう。
その前に、どうしたら元彼の本音が分かるのかですが、これはやっぱり言葉よりも仕草・行動が何よりの証拠になります。
仕事や家庭の話ばかりをする人は、そもそも話すような話題がそれしか無いような、刺激の無いワンパターンな生活をしている人です。
つまり、あなたとのお付き合いでも刺激を感じることができなかったと判断できます。
他にも、専門用語や難しい言葉を使いたがるタイプの人で、別れる時にもそれらしい理論を並べてきていたようであれば、特にあなたに不満はないものの、自分に自信がないことが別れの原因になっている可能性が高いです。
本当に生真面目な人や専門家が話す時は別ですが、そうではない人が小難しい話をしたがるのは自信の無さの現れ。
自信がないからこそ知的に見えそうな話をして、自分の正当性をあなたに納得させようとしてきたのです。
また、普段から仕事が忙しくなさそうなのに、仕事を別れの理由にしてきた場合は、仕事以外でのプライベートな時間に何をしていたか探りを入れてみると、本当の理由が見えてきます。
他の女性の影が見えることもありますし、他の女性の影なんて全くなく、あなたとのデート以外のプライベートタイムは自宅でゲーム三昧だったのであれば、ゲームに集中したいというのが本音でしょう。
他に好きな人ができた
嘘の理由としては「君を幸せにできない」などと言われるケースが多いようです。
不誠実な男性や、常に刺激を求める男性の場合、複数の女友達をキープしていたりするので、 すぐに彼女の乗り換えが発生することがあります。
ですが、これはあくまで結果であり、 根本的な問題は相手とのフィーリングや価値観が一致しない、 距離感や温度差の違いなどが挙げられるでしょう。
また、なんとなく肌触りや質感が合わない、体の相性が合わない相手はいます。
そのような男女の場合、本能的、遺伝子的に別れることは自然なことです。
この理由で復縁を目指すのであれば、女性は男を常に応援して支持し、褒めて立ててあげる、癒し系な雰囲気でリラックスさせてあげる、 デートやメールの頻度を極端に落とさない、 相手に求めすぎたりヒステリーにならないなど精神的な改善など、 適度な気遣いや思いやり精神が必要になります。
すでに元カレが他の女性と付き合ってしまった場合には、元彼の相談相手になれると復縁には効果的です。
なんとなく飽きてきて気持ちがさめてきた
実はこれが一番別れの理由としては大きいものです。
そして、一番嘘の理由を言われやすい本当の別れの理由でもあります。
男性の恋は女性を手に入れるまでに一番の情熱を注ぎます。
つまり男性の恋愛心理は、女性を一目見て好きになった瞬間一気にピークまで高まり、 その後恋愛感情が緩やかに右肩下がりになっていくのが普通です。
これは本来マンネリや飽きではなく、家族愛のように気持ちが安定してくるだけなのですが、男性も女性もそう誤解をしてしまいます。
男性は付き合い始めは毎日愛の言葉を囁いて触れてくれたのに、 月日が経つと、好きと言ってくれなくなってくるし、触るのも面倒くさがってくる。
何も別れの理由を語らず、急に音信不通になってパッタリ姿を消してしまうことも稀にあります。
また、女性は女性で「釣った魚に餌をやらない」と男性の気持ちを否定してしまい、拗ねて付き合い始めより素直にならなくなります。
そういったすれ違いから徐々に本当に気持ちが冷めてしまうのです。
この理由からの復縁では、新鮮さを与え続けることやマンネリを感じさせないこと、素直な愛情表現が必要です。
わがままや自分勝手な振る舞いについていけなくなってしまった
男性は、女性に比べると束縛されたり命令され管理されたり、アドバイスされることを嫌う傾向があります。
女性がしがちな「もっと会いたい」といったわがままや構ってちゃんも、男性からすれば自分の行動をコントロールする行動の一種です。
これを続けてしまうと拒否感をもたれる結果になることが多く、かつそれを女性に指摘すると面倒になりやすいので隠されやすい本当の別れの理由の一つです。
感情の波が激しい女性の場合、急に怒ったり悲しんだりでケンカになりやすく、しかも長引きやすいという傾向があります。
本当なら彼女と一緒にいることで癒されるはずなのに、トラブル続きで 「一緒にいるのが面倒くさい彼女」という認識になってしまったら、 好意の気持ちを取り戻すのは困難です。
しかし、マイナスなイメージがついてしまったからこそ、その印象を覆すことができると、一気にプラスな印象に変わりやすいという側面もあります。
男性が恋人に求める条件は、大らかで癒されリラックスできる包容力を持った女性です。
若いうちは相手に負担を強いても我慢されますが、将来結婚を考えさせたい、と思うようであれば、まずヒステリックにならないように気をつけ、元彼の言い分をおおらかに受け止められる大きな器を身につける必要があります。
例えば別れてから送ったLINEに反応がなくてもすぐには怒らない。
性格や価値観の不一致、趣味や好き嫌いが合わない
価値観の不一致は離婚理由でも挙げられるほど重要なものです。
「付き合う前に分かるじゃん!」ともっともな指摘を受けやすい理由なので、正論を言われるのが嫌いな男性にとっては隠したい本音の一つです。
共通の趣味が無い、コミュニケーションの相性が悪い、会話のテンポが合わない、食事や笑いの好みが違う、金遣いが荒いなど、 相性が食い違いすぎて、付き合ってから徐々にすれ違いが大きくなってしまった場合も、男性は別れを考えるようになります。
ただしそれをさらに突き詰めると、
「彼女は自分の好きなことに一生懸命で、俺の趣味には興味を持とうとすらしてくれないんだな」
という「歩み寄りのなさ」を感じ、孤独感に繋がってしまうことが根本の原因だったりします。
長く付き合うには同じものを見て喜びや悲しみ、楽しさを共感できる関係が理想です。
とはいえもちろん趣味には合う、合わないがありますから、共感をする必要はありません。
ただ、先ほどお話したように、せめて興味を持とうとする姿勢くらいは見せるべきでしょう。
復縁を目指したいのであれば、
などと切り出し、そこから元彼にアドバイスを求めるように働きかけていくのがオススメです。
別れ際の男性の嘘を見抜き本当の別れの理由を知れば復縁成功にグッと近づきます
特に日本人は本音を隠して建前で付き合うことを美徳とするため、こういった悩みは日本人特有かもしれません。
ですが、それは相手を傷つけまいとする「人を思う気持ち」があるからこそできることです。
嘘を疲れたことで傷つくこともあるかもしれません。
しかし、その根幹にあるあなたを気遣う元彼の気持ちもしっかり汲み、誠実に向き合っていけば、また元彼の気持ちを取り戻すことも決して不可能ではありません。